マネジメント

アホな部下や同僚と働くのは「仕事」と割り切れ

会社員として働く上で、精神衛生というのは非常に大事です。

この精神衛生を脅かす要因は様々ですが、その中の一つが「出来の悪い、アホ又はバカな部下(同僚)の存在」でありましょう。

具体的には以下のような条件に当てはまるケースです。

  • 1.会話がまともに成立しない
    • 2.アホなくせに労働時間の大半を「考える時間」に当てて平然としている
      • 3.注意を受けても同じミスや質問を繰り返す
        • 4.応用力がない
          • 5.仕事の期日を平気で守らない

他にも、簡単な漢字が読めなかったり、まともな日本語が書けなかったり、、、

このようなC級労働者との接触というのは、願わくば避けたいところですが、何の因果か、避けたい気持ちが強い人の下にこそ、彼らは優先してやってきます。

こういう時は、開き直って、天があなたを試している、と解釈するのがよろしい。

しかし間違っても、「俺が私が、この人物を更正させ、立派な社畜に育て上げよう」などとは思ってはいけません。

理由は、それによって期待値を上げてしまうからです。

まずは期待値コントロールから

長年にわたる心理学研究の成果から、怒りの原因は(誰もが知るとおりですが)、「期待が叶わない失望」から生まれると証明されています。

無用な期待は、C級労働者には禁物で、これがために怒りの感情が沸き起こり引いては、人間が持つ植物的残酷さが芽生え、容易にパワハラに至り、あなたのキャリアにさえ傷がつく恐れがあるのです。本当の意味で取り扱い注意なのです。

期待値を最低レベルに落としましょう。

未就学児に対する期待、すなわち「一人で着替えができた」とか「言われなくても片付けができた」くらいがちょうどいいと思われます。

そうすると、「意味が通じる日本語よく書けたね」などと自然と褒められるようになります。(もちろん口に出せばハラスメントなので注意)

人間褒められるものは誰しも嬉しいものですから、C級社員も少しずつ働きぶりがよくなってくる事があるのです。

あなたは出来の悪い社員に対してもイライラせず、むしろ期待を超えるパフォーマンスの連続に気分はいい、C級社員もそんな周囲の反応を見て絶好調でどんどんよくなって行く、、、

という好循環が生まれる、一石二鳥なのです。

出来の悪い社員と働くことは業務です

さて期待値を下げることで、C級社員にさほど怒りの感情が湧かなくなった有能なあなたでも、次に理不尽さや虚無感というものに苛まれることがあります。

「何故こいつが俺、私のところに配属されたのか。何故他の部署でなくこの部署に、、、この部署は会社から重要だと思われていないのか。。。」

しかし、よほどの例外を除いて、そんなことはありません。程度問題にはなりますが、特に大企業であれば、結局多くの部署が同じような悩みを抱えています。

むしろ会社はあなたが、そのようなC級社員をどのように扱うかを見ています。マネジメントとして適格かどうか。

そしてあなたが得なければならない悟りはこうです。

「サラリーマンであれば、始業時間には仕事を始めるのが当たり前であるのと同じように、C級社員とうまく付き合うこともまた当たり前の業務である」

どんな組織でも、明示されていなくても、「関係するすべての人をできるだけ幸せにする」という生来のミッションがあるものです。

そして「関係するすべての人」には、C級社員も含まれるのであります。

採用責任者や経営層は別

これまでの話はあくまで、せいぜい部以下の組織一般に所属する、サラリーマンの心得をまとめたものです。

しかし、あなたが採用担当者や、大きな会社の意思決定をする役員クラスであれば全然話は別です。

採用担当者であれば、C級社員になりうる人間を絶対的に排除し、間違っても採用しないように細心の注意を払う必要があります。

間違って採用すると、現場の社員が苦労するのはいうまでもありません。C級社員の取り扱いになれない課員のいる部署では、重大な労務リスクにつながる恐れがあるからです。

またあなたが経営者であれば、もし直属の役員クラスに、役員としては不出来な人間がいたら、迷わず、できるだけ早く首を切りましょう。

いうまでもないことですが、それは社運に関わる問題になるからです。

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